日本最大級のドラッグストアチェーン「株式会社マツモトキヨシ」とは?

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日本最大級のドラッグストアチェーン「株式会社マツモトキヨシ」とは?

 

街を歩いていて「マツモトキヨシ」の黄色い看板を見かけたことのある方は多いのではないでしょうか。医薬品から化粧品、日用品、食品まで幅広い商品を取り扱う「マツキヨ」は、全国に店舗を展開する日本有数のドラッグストアチェーンです。

今回は、そんな「株式会社マツモトキヨシ」について、その歴史や事業内容、特徴、そして今後の展望までをわかりやすく解説します。


マツモトキヨシのはじまり

株式会社マツモトキヨシの歴史は、1932年(昭和7年)にさかのぼります。創業者の松本清(まつもと・きよし)氏が、千葉県松戸市に開業した「松本薬舗」がその始まりです。

当時、薬は病院でしか手に入りづらく、価格も高価でした。そんな中、松本氏は「誰もが手軽に薬を買えるようにしたい」という思いから、薬を安く販売する「大衆薬局」を始めました。これが大きな反響を呼び、「安くて親切な薬屋さん」として評判になっていきました。

その後、1960年代から70年代にかけて店舗を拡大し、1980年代には「ドラッグストア」という新しい業態を導入。医薬品だけでなく、化粧品や日用品、食品なども取り扱う現在のスタイルの基礎が作られました。


社名の由来と企業理念

「マツモトキヨシ」という社名は、創業者の名前そのままです。親しみやすく、覚えやすいこの名前は、ブランドとしても高い認知度を誇っています。

企業理念として掲げているのは「健康で明るい生活の実現に貢献すること」。単なる商品の販売にとどまらず、地域社会の健康や暮らしの向上を目指した活動を続けています。


事業内容と店舗展開

マツモトキヨシの主な事業は、小売業、特にドラッグストア事業です。全国に約1,800店舗(2024年時点)を展開しており、北海道から沖縄まで多くの地域で親しまれています。

取り扱い商品は以下のように多岐にわたります:

  • 医薬品(処方箋なしで買える一般用医薬品)
  • 化粧品・スキンケア用品
  • 日用品(洗剤・シャンプー・衛生用品など)
  • 食品・飲料
  • 健康食品・サプリメント
  • ベビー用品
  • 介護用品

また、処方箋に基づく調剤薬局(調剤併設型店舗)も増加しており、地域のかかりつけ薬局としての役割も果たしています。


マツモトキヨシの強み

1. 高いブランド力と認知度

「マツキヨ」といえば、誰もが知っているドラッグストア。看板のデザインや店内の構成にも統一感があり、安心して買い物ができます。

2. 化粧品に強い

他のドラッグストアと比較しても、特に化粧品やスキンケア商品の品揃えが豊富。専属の美容スタッフが常駐している店舗もあり、肌の悩みに応じた相談ができます。

3. プライベートブランド(PB)商品の充実

「matsukiyo」ブランドとして、医薬品や日用品、サプリメントなどのオリジナル商品を展開。品質と価格のバランスがよく、多くのリピーターに支持されています。

4. デジタル化の推進

スマートフォンアプリやECサイトの充実により、店舗に行かなくても買い物ができる体制を整備。クーポン配信やポイント管理など、顧客利便性も高めています。


ウェルシアとの統合と「マツキヨココカラ&カンパニー」

2021年、マツモトキヨシは同業大手の「ココカラファイン」と経営統合を行い、新たに「株式会社マツキヨココカラ&カンパニー」が誕生しました。これにより、売上高ではドラッグストア業界最大級のグループとなりました。

統合の目的は、業界再編の中で競争力を高めるため。物流の効率化やPB商品の共同開発、データの共有などにより、より質の高いサービス提供を目指しています。

なお、「マツモトキヨシ」というブランド名は今後も継続して使用されています。


社会貢献・SDGsへの取り組み

マツモトキヨシは企業の社会的責任(CSR)にも力を入れています。たとえば以下のような取り組みが挙げられます。

  • 店舗での薬剤師による健康相談の実施
  • 地域イベントや健康フェアへの参加
  • 環境負荷低減のためのレジ袋削減・エコ商品導入
  • 食品ロス削減のための工夫
  • 女性活躍の推進(多くの女性店長や管理職が活躍中)

今後の展望

今後、マツモトキヨシが目指すのは「地域に根ざした総合ヘルスケア企業」です。超高齢化社会を迎える日本において、ドラッグストアは単なる物販店から「健康拠点」へと進化しようとしています。

具体的には、以下のような展開が予想されます。

  • 調剤薬局機能のさらなる強化
  • オンライン診療・服薬指導との連携
  • ヘルスケアアプリによる生活習慣サポート
  • 地域医療・介護とのネットワーク構築

また、海外展開も強化中で、台湾やタイ、ベトナムなどアジア諸国に進出。日本のドラッグストア文化を海外にも広げようとしています。


まとめ

株式会社マツモトキヨシは、創業から90年以上にわたって、日本人の健康と生活を支えてきたドラッグストアチェーンです。常に時代のニーズに応えながら、商品力・サービス力を高め、業界をリードし続けています。

これからも、私たちの「かかりつけドラッグストア」として、より便利に、より頼れる存在になることが期待されています。

 

公式サイトはこちら https://www.matsukiyococokara-online.com/store/

 

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